お知らせ
まめ鉄の製造・品質管理とロット戻り
現在、まめ鉄は、1工場では製造が追いついてないことより、2工場で製造が行われ始めております。そして、それら2工場では、製造までの時間や微生物検査の実施体制が異なります。
新工場は、製造までにかなり時間がかかるものの、自社で寒天培地で品質管理試験が実施できるため、製造完了時点から出荷までの時間が短いのが特徴です。
一方、それでも、品質管理分析は、日本ほどのスピード感はなく、時間を要します。
そして、既存工場(SQF認証取得)は、フィルム培地法(ペトリフィルム)での管理試験しか対応しておりません。なお、米国では、フィルム培地法が公定法に設定されているため、人材不足対策やSDGsの観点より、多くの工場がフィルム培地法での管理しか行っておりません。
一方、本原料を始めとした植物エキス系原料は、寒天培地法で培養できても、フィルム培地で培養することができない微生物※が存在しており、標準寒天培地法での管理を行っている工場が多い日本でのみ問題になるケースがございます。
※混釈工程の加熱により培養可能になる微生物
そのため、弊社では、工場毎に独自の品質管理基準を設けて、品質管理を行っております。
一方、この品質管理基準では、第三者機関での微生物検査実施することになっているのですが、この米国の第三者分析機関での試験は、2~4週間の時間を要します。各工場で使用している第三者分析機関によっても、分析完了までに要する時間が異なります。
また、この度、既存工場での管理に新項目を加えたため、分析に6週間の時間を要しました。
ロット戻りについて
この度、上記の背景から、以下のようなロット戻りが起こっております。
既存工場:Lot.20250429 → 6月23日入荷予定 30日出荷予定 ※暫定スケジュール
新工場:Lot.20250502 → 5月14日入荷 21日出荷開始
※ロットは製造年月日
なお、ロット20250502は、緊急でコスト度外視で第三者機関での分析前に輸送したため、通常の入荷より2週間ほど早く出荷が開始されています。
このようなロット戻りは、2社の工場で製造日完了日が近くなった場合、今後も起こり得ます。
ご理解の程、何卒よろしくお願い申し上げます。