法改正等による表示変更ポイント

日本人の食事摂取基準

日本人の摂取基準は、5年毎に見直され、栄養機能食品の食品表示に関係する栄養素等表示基準値の数字も変更されることがございます。
一方、2020年度版では、2015年度版から変更されませんでした。そのため、栄養機能食品では、表示変更がございません。

ただし、栄養素の充足率を示す表示として「栄養素等表示基準値2015(18歳以上、基準熱量 2,200kcal)に占める割合」と、行政の表示例通り2015年の年度を示してあった表示は、2020に変更もしくは削除する必要がございます。現在の行政の表示例は、年度が削除されているため、弊社では、削除されることをオススメしております。

食品表示法

平成27年4月の食品表示法の施行によって、主に以下の7点が変更され、表示変更の必要性が生じておりm佐生。この新法に基づく表示への完全移行までの猶予期間は、2020年3月31日(生鮮食品は、2016年9月30日、加工食品[輸入品を除く]の原料原産地表示は2022年3月31日)です。

1. 原産国表示
2. 食品添加物との区分け
3. 製造所固有記号(新ルールの表示方法)
4. 栄養成分表示の文言と内容量の枠内表示化
5. ナトリウム→食塩相当量
6. 強調表記における含有量担保の厳密化
7. 栄養成分の指定桁数の設定

例えば、以下の赤で示したような変更が必要になります。

原産国表示

原産国表示は、食品素材(食品添加物以外の原材料)の最も多い原材料に対して行います。
健康食品サプリメント市場は、中国製造の原材料(ニコチンアミド・モノヌクレオチド、シトルリン、オルニチン塩酸塩、大豆プロテインなど)が数多く使われており、原産国表示の際にトラブルを招きやすいため、弊社では、推定される原産国表示を提示させていただいております。

中国製造表示NGや中国産原料フリーなど、ご要望がございましたら、お問い合わせの際、お気軽にご指定くださいませ。

なお、現在、中国産原料は、健康食品サプリメント原料で多くの割合を示しております。原産国表示で中国製造を表示しない商品開発は、工夫次第で可能ですが、食品添加物を含めた全ての原料を中国原料フリーにするのは、非常に困難な状況がございます。
何卒ご理解くださいませ。

オーガニック/有機に関する表示

食品表示法では、以下の内容が変更され、消費者が選べる表示基準に変化し、有機(オーガニック)の表示基準も規制緩和されています。

食品表示基準第7条:任意表示
■特色のある原材料等に関する事項

日本の有機JASに限定せず、他国のオーガニック認証を取得していれば、原材料のオーガニック認証を謳うことが可能です。ただし、誤認されない表示を徹底しなければならず、商品としてのオーガニック標榜は、有機JASに限定されたままなので、注意が必要です。

詳しくは、弊社での商品化の際、担当者までお問い合わせくださいませ。基本、この表示法に則り、弊社から表示案をご提案させていただきます。

食品衛生法

令和2年6月1日から施行された改正食品衛生法では、以下の素材が指定成分として定められております。
詳しくは、下記ページをご参照くださいませ。

指定成分等含有食品の表示

主に、バストアップや更年期対策、ダイエットといった商品を規制する内容となっております。
プエラリア・ミリフィカなどの原料配合をご希望の方は、必ずご一読くださいませ。

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