異種混合分包/アソートパック

2024年以降、インフルエンサーのヒカルさんのNMNサプリメント商品:P3が発売以降、同様な異種混合分包(アソートパック)の商品※へのニーズが高まっています。
※例:錠剤・ソフトカプセル・ハードカプセルの分包

弊社でも、異種混合分包(アソートパック)に対応しております。
一方、いくつかの注意点がございます。

異種混合分包の注意点
1. コストは割高になる
2. 錠剤はコーティングが必要になる
3. 印刷分包フィルムはロットが大きく納期も長い
4. 原料の最小梱包体での使い切りが大変
5. 最小ロットは最もロットが大きい剤型の最小ロットになる
6. 見積りにやや時間を要する

錠剤は、素錠のままだと、粉付きが問題になり、分包ないのカプセルに粉が付き、見栄えが悪くなってしまいます。また、シール不良の原因ともなりうるため、弊社では、セラックやHPMCによるコーティングは必須とさせていただいております。

多くのお客様は、分包に印刷を希望されます。
一方、分包フィルムの印刷には、2ヶ月ほどの納期を要し、ロットも大きい(商品として3000箱以上)ので、納期や費用の理由から断念されるお客様が多いのが実情です。多くのお客様は、無地フィルムから始め、次回のリピート発注が見込めた際、印刷分包に変更されています。

この仕様の商品は、例えば3種類(錠剤・ソフトカプセル・ハードカプセル)の異種分包だと、それぞれの剤型でコスト計算を行います。その際、全ての剤型が使い切れるように商品設計を行う必要があり、他の2つの製造量は、最もロットが大きい剤型の最小ロットに合わせたコスト計算が必要になります。

ほとんどの場合、最もソフトカプセルの最小ロットが大きくなります。弊社だと、10万球です。例えば、1分包当たりソフトカプセルが3粒であれば、商品の最小ロットは1100箱になります。

そして、コスト計算の際、ビタミンやミネラルなど弊社汎用原料以外、各剤型ので原料の使い切りを考慮して商品設計を行う必要があります。

原料の発注最小梱包単位とコスト

汎用原料以外の原料を1mgだけ配合したいと希望されても、使い切れなかった原料は、廃棄されることになり、そのままコストに乗ってしまいます。

このような背景から、他の商品に比べて、コスト計算を行ってお見積書を提出するまでに時間を要します。
弊社では、半自動化しているため、他社より比較的早いですが、お見積りまでに2週間以上を要する会社も多いです。そのため、手間がかかるという理由で、異種混合分包の案件自体をお断りされるOEM会社も多いのが実際です。

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