やまいもアレルギー

原料中のアレルゲン


弊社の山芋抽出物の2原料(ジオパワー15・ジオスゲニンCD)は、由来の関係上、アレルゲン表示が行われております。

一方、どちらの原料においても、アレルゲンは、ほとんど含まれておりません。実際、アレルゲンのPCR分析を実施しても、陰性が示されています。

弊社2原料は、濃縮工程があり、アレルゲンの濃縮の可能性もございますが、高温下・酸性下(塩酸)で抽出されている製法の関係上、アレルギーの原因となるタンパク質(アレルゲン)も分解されているものと予測されます。

なお、アレルギー症状は、アレルゲンが含まれていなくても、生じるケースがございます。例えば、やまいもという言葉から心的ストレスを生じて、アレルギー症状が起こることもございます。
また、やまいもアレルギーであることが血液検査等でわかっている場合は、なるべく摂取をさけるべきです。

痒い原因はシュウ酸カルシウム

やまいもを触ると痒くなるという理由から、やまいもアレルギーだと思っていらっしゃる人とは多く存在します。
一方、やまいものアレルギーは、それほど多くありません。

令和3年度 食物アレルギーに関連する食品表示に関する調査研究事業 報告書(消費者庁)

実は、やまいもアレルギーは、令和3年の協力医師1089人による調査結果(即時性症例、)でも全体の0.8%(48例/6080例)と、非常に少ないのです。

やまいもで痒くなるというのは、多くがシュウ酸カルシウムが影響しています。やまいもで痒くなるからっていって、実は、アレルギーとは限らないのです。
やまいもには、シュウ酸カルシウムという針状の成分が含まれており、それが、皮膚に触れると痒みを引き起こしているのです。なお、皮膚に触れず、摂取して発疹などアレルギー症状が生じる場合は、やまいもアレルギーが疑われます。この両者をしっかり分けて、やまいもアレルギーであるかを判断する必要があるのです。

ちなみに、このシュウ酸カルシウムは「あく」でもあり、あく抜きの処理で酢(酢酸)水に漬けたりしますが、それは、酢の酸でシュウ酸カルシウムを溶かす目的で処理されています。
実際、食品中のシュウ酸を測定する場合も、塩酸で溶かして処理していたりします。
弊社の2原料も、塩酸で処理されているため、シュウ酸カルシウムは、含まれておりません。

引用文献:ヤマノイモのシュウ酸カルシウムの針状結晶について 家政学雑誌 1974;25(1) 27-31.

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