まめ鉄:低FODMAP認証

近年、欧米を中心に、食品で低FODMAPというものが注目され始めています。

このFODMAP(フォドマップ)は、小腸で吸収されにくく大腸で発酵しやすい糖質の総称で、以下の頭文字を合わせた言葉です。

F fermentable:発酵性の糖質
O oligosaccharides:オリゴ糖(フルクタン、ガラクトオリゴ糖)
D disaccharides:二糖類(ラクトース)
M monosaccharides:単糖類(フルクトース)
A and
P polyols:ポリオール(ソルビトール、マンニトール、イソマルト、キシリトール、グリセロール)



二糖類のラクトースは、牛乳、ヨーグルト、アイスクリームなど乳製品に多く含まれ、単糖類のフルクトースは果物特有の糖です。
糖アルコールなどのポリオールは、近年、シュガーレス菓子など、様々な用途で使用されています。

また、大豆など豆類には、ガラクトオリゴ糖が多く含まれることが知られています。そのため、高FODMAP食品の代表とされていたりします。

これらFODMAPの中には、オリゴ糖のように、体に良いとされている食品も多く含まれます。しかし、これらFODMAPを過剰に取り過ぎると、腹部の膨満感や痛み、下痢、便秘、ガス溜まりなど(過敏性腸症候群:IBS)を引き起こすことが報告されています。

このような症状は、5人に1人や7人に1人という割合で起こるとも報告され、現在、高FODMAP食品の取り過ぎに注意喚起が促されているのです。そして、高FODMAP摂取にならないよう、バランスよく低FODMAP食品も選択的に摂取することが推奨されているのです。

そして、オーストラリアのモナッシュ大学では、分析・評価の上、低FODMAP認証を発行しております。

引用文献
FODMAP product and recipe certification Monash University

まめ鉄による低FODMAP認証取得

モナッシュ大学が発行する低FODMAP認証は、原則、最終商品毎に分析・評価がなされた上で発行されます。原材製品では、発行されていません。

そして、米国では、まめ鉄を400mg/日含有した最終商品(ハードカプセルのサプリメント)で低FODMAP認証が取得された実績がございます。

この点より、まめ鉄を配合したサプリメントでも、低FODMAP認証を取得できる可能性が確認されております。おそらく、実績のあるハードカプセルの単味商品などでは、問題なく取得できるでしょう。
一方、取得できるかは、商品設計次第のところがございます。
例えば、錠剤の賦形剤に、還元麦芽糖水飴のような高FODMAPな糖類を用いていた場合、取得できない可能性がございます。ご注意くださいませ。

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