韓国向け鮭鼻軟骨抽出物の輸出

現在、韓国ではプロテオグリカンのプチブームが起こっており、韓国向け鮭鼻軟骨抽出物の原料案件を数多く受けております。その際、レギュレーション上やマーケティング上の質問を多くいただいており、その内容は重複するため、以下のようにまとめさせていただきました。

日本において、プロテオグリカン原料は、弊社が取り扱うリナイス社の原料のように(1)抽出から粉末化まで自社のGMP認証工場で行われている原料、(2)GMP工場で製造されていない原料や(3)最後の粉末化(倍散)工程のみGMP工場で行われている原料の3つが存在します。

韓国や中国など一部のアジア諸国において、サプリメントは、GMP工場での原料が義務付けられており、使用される原料でも同等レベル(ISO22000等)の製造が求められます。
弊社の経験上、原料の輸出の際、タイやマレーシアは、GMP工場での製造が必須となっております。また、韓国における個別認証型の機能性食品で展開される場合でも、GMP工場での製造が求められています。

また、鮭鼻軟骨由来のプロテオグリカンやII型コラーゲンの非変性を謳うには、一定基準の分析による規格化が求められます。非変性プロテオグリカンの場合、活性の無いコンドロイチンと活性を有するプロテオグリカンが一緒くたに検出されるカルバゾール硫酸法や硫酸バリウム重量法などの分析法ではなくHPLCでの一定分子量(例:90~140万Da)に限定した定量分析が求められます。また、非変性II型(&XI)コラーゲンは、電気泳動法のように高分子状態を確認しながらの定量分析が求められます。
(リナイス社では、2024年4月に、電気泳動法による非変性コラーゲンの規格化も予定しております。)

非変性・極生について
非変性Ⅱ型コラーゲンの表示について

弊社が一次代理店を務めるリナイス社では、先述の通り、GMP工場(公益財団法人 日本健康・栄養食品協会)で製造されているだけでなく、Kosher認証やHalal認証も取得しております。
※リナイス社のGMP認証書データは、購入後にご提供させていただいております(最終顧客の開示が必須)。
また、現在、90日反復毒性試験や更なるヒト臨床試験などの実施も進めており、海外展開を踏まえた展開が行われています。

このような製造管理や研究開発を行っている兼ね合い、どうしてもコスト勝負には適しておりません。
その点は、何卒ご理解くださいませ。

韓国への原料輸出


韓国へ原料輸出を行う場合、通関時に700g~1kgのサンプルが抜き取られます。鮭鼻軟骨抽出物のような高額原料も例外ではありません。
その点は、ご注意くださいませ。

また、近年、福島原発処理水の海洋放出の問題から、放出前から日本原料に対して、放射線物質の分析データが求められるようになってきております。
その点に関しては、粗原料等の原産国を偽って出荷されることもあるようですが、リナイス社の原料は、北海道業連との連携等の兼ね合いから、北海道以外の原産国証明が出せません。
我々は偽りないビジネスを行っておりますので、ご理解いただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

注:リナイス社は一次代理店にのみ原料販売を行っております。直接コンタクトしても、販売されるようなことはございません。

工場視察・撮影

リナイス社の工場について、視察・撮影の依頼が多く届いております。おそらく、数あるプロテオグリカン工場で、視察・撮影が可能なのは、リナイス社の鮭鼻軟骨抽出物専用工場くらいだと認識しております。
最終顧客の販売促進にご協力させていただきたいと考えておりますが、それらは、原則、30kg以上の原料購入(入金ベース)を条件とさせていただいております。
ご了承の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

なお、リナイス社では、鮭鼻軟骨抽出物の動画素材も用意しており、ご購入後であれば、動画データの提供もさせていただいております(申請書/承諾書の提出が必須)。
鮭鼻軟骨抽出物の動画素材
ご要望の場合は、お気軽にご連絡くださいませ。

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