OPC:オリゴメリックプロアントシアニジン

プロアントシアニジンは、ブドウ種子や未熟リンゴ、フランス海岸松樹皮などの素材に含まれる強い抗酸化性を示す成分で、フラバノール骨格を持つ平均重合度7~9の重合型/縮合型タンニンです。

プロアントシアニジンは、重合ポリフェノールの1つでもあり、発酵によってポリフェノールの重合(結合)が起こるため、赤ワインやウーロン茶・プーアル茶など、発酵工程を持つ食品特有のポリフェノールでもあります。この重合ポリフェノールは、重合度によって機能性が異なるため、素材の機能性を評価する上で、素材の重合度が非常に重要となってきます。

このプロアントシアニジンの中でも、2~4量体のプロアントシアニジンであるオリゴメリックプロアントシアニジン、通称OPCは、吸収性(生物学的利用能)が高く、有効性が高いプロアントシアニジンとして知られています。

このOPCは、1947年にランスのジャック・マスケリエ博士(ボルドー大学医学名誉教授)がポリフェノール中の有効成分として発見し、分離に成功した成分です。OPCは、ぶどうの種子やピーナッツの薄皮などに含まれます。ブドウの赤い色素はアントシアニンと呼ばれますが、OPCは赤い色に変化する前の無色の物質です。

科学的に、OPCは、カテキンとエピカテキンを含む2量体、3量体、4量体を指します。厳密に言うと、OPC単量体(;カテキン、エピカテキンなど)は、OPCに分類されません。これらOPCの中でも、「プロシアニジン2量体」は、吸収性が高く、健康に最も良いとされています。また、赤ワインの健康効果を最も有名にした成分でもあります。

実際、有名科学雑誌Natureでも、フレンチパラドックスとしても知られている赤ワインの心疾患予防効果は、OPCによる効果が大きいことが示されています。

引用文献


Masquelier, J., Michaud, J., Laparra J., Dumon, M.C. “Flavonoids et Pycnogenols” International Journal of Vitamin Nutrition Research (49)3;1979 pp. 307-311.
R Corder, W Mullen, N Q Khan, S C Marks, E G Wood, M J Carrier, A Crozier. Oenology: red wine procyanidins and vascular health. Nature. 2006;444(7119):566.

高重合プロアントシアニジン

上記では、低重合プロアントシアニジン、OPCの機能性を紹介いたしましたが、高重合プロアントシアニジンは、低重合プロアントシアニジンと異なる機能性を有します。

わかりやすいのは、プーアル茶や黒ウーロン茶など高発酵茶の機能であり、高重合プロアントシアニジンは、油を落とす機能を有します。そのため、油物のお供として、プーアル茶や黒ウーロン茶がよく飲まれるのです。

プロアントシアニジンは、重合度によって、機能も変わるような機能性成分なのです。

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