コンサルティング事業休止の理由

弊社では、チーフコンサルの栗山によるコンサルティング事業として、過去に大手製薬会社や最大手美容外科(SBC)の通販事業に対する販売コンサルティングを行っておりました。そして、2014年には、すべてのコンサルティング契約を満了し、新規契約を休止しております。
なお、既存の研究開発コンサルティングのみは、現在でも継続されています。

その最たる最たる理由は、栗山のコストから試算されるコンサルティング費用が上がり過ぎたためです。

弊社では、栗山が営業窓口を担当する原料事業部だけでも安定して年間3~5億円の売上がございます。また、2018年まで栗山もOEM事業も手掛けていた関係上、既存の大口OEM顧客の売上もございます。
加えて、会社自身も毎年成長しており、上記の営業以外、経営、海外営業、研究開発、特許申請や集客、広報、輸出入業務など、多岐にわたっている栗山の業務も年々膨れ上がっております。

弊社にもたらされる利益や栗山の人件費からコンサルティング費用を試算すると、2014年当時、1回10万円(2~5時間想定)を超え、既存の研究開発コンサルティングは費用対効果が合っても、販売コンサルティングでは費用対効果が合わない状況が生じてきました。そのため、弊社では、金額の妥当性がないサービスを提供し続ける訳にもいかず、コンサルティング事業を休止いたしました。
改めまして、ご理解の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

この試算された栗山のコンサルティング費用は、2014年から2023年の売上が約3倍となっている関係上、比例して大きくなっております。また、栗山は、まめ鉄の製造メーカーであるSloIron社の役員(兼 株主)も兼任するため、さらに時間的な余裕がなくなってきております。
したがって、コンサルティング事業の再開の見通しは全くない状況です。

また、講演や勉強会等のご依頼についても、高額な講演料になってしまうことが予測され、コンサルティング事業と同様な状況が予測されます。
一方、メディア媒体へのインタビューに関しては、媒体の質や発行部数(閲覧者数)等を加味して、判断させていただいております。

なお、現在、栗山は、2年以内を目途に原料営業からも退く予定で動いております。
後任が決まり次第、栗山は、ほぼ営業の現場から離れる予定です。

販売教唆の事例

過去2011年、健康食品サプリメントのOEM会社による販売教唆で逮捕者が出ております。

未承認やせ薬ネット販売、製造容疑で男3人を逮捕 警視庁 – MSN産経ニュース
インターネットで未承認のやせ薬「セルナーゼ」を売ったとして通販会社社長らが逮捕された事件で、警視庁生活環境課は9日、この未承認薬を製造していたとして、薬事法違反(医薬品の無許可製造)の疑いで、東京都小平市回田町、健康食品製造会社「シーバイオ研究所」専務、坪田康志容疑者(41)を逮捕。また、同法違反(無許可販売)の疑いで、千葉県柏市松ケ崎、健康食品通販会社「ケーズ」役員、浜西圭介(31)ら2人を逮捕した。
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「シーバイオ研究所」代表者逮捕
  警視庁生活環境課は、健康食品会社「㈱シーバイオ研究所」(本店 草加市氷川町2125-4)の代表取締役坪田康志容疑者ら3人を薬事法違反容疑で逮捕した。
  関係者によると、坪田容疑者らは平成22年7月から9月、1箱30カプセル入りの未承認の痩せ薬「セルナーゼ」計5,885箱を製造し、1箱約3,000円で販売したという。
  坪田容疑者は「健康食品を作っただけ」と容疑を否認しているという。
  同社は、平成18年5月設立、資本金1,500万円、従業員約5名、年商約5億円。


上記は意図的に関連法規に違反したクリエイティブを指南した事例ですが、この事件を切っ掛けに、OEM会社では「広告クリエイティブなどまで踏み込んだ提案は行わない」という暗黙の了解が通例となっております。

また、2020年には、クリエイティブを作成した販売者の従業員と広告代理店がまとめて逮捕されるという事件も起こっております。

大阪府警は7月20日、サプリのECを運営するステラ漢方の従業員や広告代理店の社長ら6人を、医薬品医療機器等法違反の疑いで逮捕した。同社の従業員らは、医薬品として承認されていないサプリメントについて、「肝臓疾患の予防に効果がある」などと広告に表示した疑いがあるとしている。

大阪府警によると、逮捕されたのはステラ漢方の従業員である佐野宏樹容疑者(29)と、広告代理店であるKMウェブコンサルティングの町田幸平容疑者(30)ら6人。

それ以降、広告代理店や制作会社も、積極的なクリエイティブ提案を行わなくなってきています。

行政の取り締まり強化の状況に応じて、各社が対応を変えている実際がございます。

そのため、弊社では、チーフコンサル栗山に限らず、営業マンもLP等のクリエイティブ作成や責任が伴う細かい広告チェックを行わないことになっております。

FAQ:制作物の作成やチェックを行ってもらえる?

仮に、弊社がクリエイティブ作成やチェックを行う場合、レスポンスを出すためのグレーゾーンも全く攻めることができないため、販売者のお客様にもデメリットしか生じないでしょう。コンプライアンス上、守りの部分が強くなり過ぎてしまうのです。
その点は、ご理解の程、何卒よろしくお願い申し上げます。