有効成分が表示量含まれている?

機能性表示食品の商品でない場合、有効成分の配合量は、原料の規格値(有効成分の保証値)を用いて、理論的に含有するように製造しております。

成分によっては、この含有量を第三者分析機関(例:日本食品分析センター)が発行する試験成績書で証明することも可能です。

なお、分析には別途料金がかかります。その分析費用は、分析を行う成分によって異なってきます(3~10万円程度/検体、1粒あたりで試験成績書を発行する場合は別途計量費)。

注意点

ただし、その分析値は、加工による成分減衰、分析誤差や製剤の不均一さ等が存在するため、必ずしも理論値と同じ値が出るとは限りません。特に、純度が99%以上の精製原料の成分ほど、差が生じやすいです。

その分析機関の試験成績書上の値を理論値以上の値にしようとする場合、必ず増し仕込みが必要になります。

品質管理上で分析を行うのであれば、誤差範囲や減衰を加味して、分析値を評価することが可能です。-10%までを許容量とする場合もございます。

一方、マーケティング上で用いる場合、理論値と広告表現量が500mgで分析値が仮に499mgであったならば、たった1mgの差で、その試験成績書を利用することはできなくなるものと推測されます。

増し仕込みを行う場合、商品コストは、必然的に上がってしまします。特に、NMNのような高価な原料ほど、コストへの影響は大きくなります。
また、試作品だけや試験サンプルだけを増し仕込みすることはできません。
したがって、分析機関の試験成績書上の値を理論値以上の値にしようとするのであれば、商品設計段階で要望を出しておいていただく必要がございます。
ご理解の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

なお、近年、Amazonでは、特定の有効成分の分析値の提出を3年に1度くらいのペースで求めてきます。現時点では、その分析値の判断がどのような基準で行われているか?まで把握できておりません。成分によっては、増し仕込みが必須になってくる可能性もございます。ご注意ください。

健康食品サプリメントOEM製造FAQに戻る