黒点や色目の変化に対する対応


NMN、αリポ酸(チオクト酸)、PQQ(ピロロキノリンキノン)、ビタミンCの商品では、それぞれの素材の反応性によって、黒点が生じることがしばしばございます。

また、配合素材同士の反応以外にも、白色の粉体が多く配合された錠剤に植物粉砕末や色価の強い素材を配合した場合、錠剤に斑な黒点が生じることもございます。

右写真は、ハードカプセル剤型における黒点です。不透明な白カプセルを採用していても、写真のように黒点が浮き出てきます。
※カプセル表面やカプセル結合部で黒点が生じるケースが多く、酸素や水分が加わることで反応が促された可能性が示唆されています。

ダークカラメルのカプセルを採用してより目立たなくする、反応が怪しまれる素材の組み合わせを排除する(要試作)や色価の強い素材(赤ワインエキス末など)の配合量を増やすなどの対策が有効です。

錠剤の場合、カプセル色などで隠すことができません。糖衣錠を選択する方法もございますが、必ずしも最適な
試作後、黒点が生じることが発覚した場合、以下の文言を使用上の注意に入れていただき、ご対応いただいております。

・カプセル内の黒点は、原料由来成分ですので品質には問題ございません。


また、天産物の原料を利用している場合や(何らかの理由で)黄色の素材(ビタミンB2やウコン原料など)の原料変更を行った場合、色目にムラや変化が生じることがございます。
以下の写真は、弊社原料の赤ワインエキスの色調幅を示したものですが、天産物のため、これだけの差が生じます。

原則、天産物の原料を多く配合している場合は、以下の文言を使用上の注意に入れていただき、ご対応いただいております。

・本品は天産物由来の原料を加工したものですので色調等が異なる場合がありますが、品質には問題ありません。


なお、黒点や色目の変化は、経時変化によって生じるケース(特に黒点)もございます。
弊社でも、簡易の加速試験(常温、解放状態)で変化を見ておりますが、すぐに黒点や色目の変化が生じてしまうことがわからない場合もございます。
その場合は、パッケージ変更時などのタイミングで、上記の文言を入れていただいております。
ご理解の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

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