Amazon向けNMNサプリの分析
近年、AmazonでもNMNサプリや強調表示成分の分析データが求められるようになり、販売開始前に、様々な分析が必要になってきています。
お客様がAmazonでの販売を視野に入れていらっしゃる場合は、弊社営業担当がパッケージや販売ページにおける各成分の強調表示予定を聞き取り調査し、その予定に合わせた増し仕込みや分析提案を行わせていただいております。
また、広告クリエイティブ上、NMN原料の純度分析の結果を望まれるケースも増えており、弊社でも多数の分析手配を行っております。
弊社では、分析に関しても、かなり知見が溜まってきております。注意点について、以下のように紹介させていただきます。
分析手配上の注意点
1. ナイアシンの分析
NMNとナイアシンを同時に配合し、ナイアシンの配合量を分析する場合、注意が必要です。
通常、ナイアシンの分析は、主に微生物学的定量法が用いられます。一方、この定量法は、ナイアシン酸の量を微生物を用いて定量する方法であり、ナイアシンと同様、ニコチン酸を含有するNMNでは、正しいナイアシン量が測定されません。NMNの一部がナイアシンとして、測定されてしまうのです。
このように、NMNサプリメント中のナイアシンを測定する場合、微生物学的定量法ではなく、HPLC法を用いて定量分析を行う必要がございます。
2. 重量の誤差
NMNサプリメントの分析の多くは、試作品で行われます。
試作品で分析を行った場合、重量誤差が生じやすくなります。
特に、ハードカプセルの場合、問題が起こりやすいです。
稀に、分析サンプルのカプセル充填量が低ければ、1粒当たりの重量を出した場合、含有量の理論値(配合量)より低めの値が検出されやすくなります。
ハードカプセルは、本品でも10mg/粒程度の重量誤差が生じますので、試作品は、重量誤差が生じやすくなります。
弊社では、1粒当たりの重量が理論値の重量に近くなるように調整させていただいております。