リポソームビタミンC

リポソームビタミンCとは、吸収性を高めるため、微小なカプセルにビタミンCを閉じ込めた素材です。

ビタミンCは、摂取されても、多くが利用されずに排出されてしまいます。少しでも体内に留めながら、利用能を高めようという目的でビタミンCのリポソーム加工が行われるようになりました。

主に、クリニック系ルートで人気な素材の1つです。
問い合わせが多いのは、液体タイプのリポソームビタミンCです。

液体タイプのリポソームビタミンCは、海外で製造されている商品と国内で製造されている商品が1つづつ存在します。

そして、国内で製造されている商品は、販売者の技術協力の下で製造が行われているため、製造している工場は、他の工場に類似した商品を供給いたしません。

したがって、液体タイプの類似商品の製造に固執するより、液体タイプ商品の欠点を攻めた商品で展開した方が成功しやすいのです。

液体リポソームビタミンC商品の欠点


・あまり美味しくない
・飽きやすい
・加工費が高く価格も割高
  ↓
味・経済的の両面で継続しにくい

・ビタミンC以外の有効成分が配合しにくい
 特に、脂溶性の成分を組み合わせにくい


飽きが来ずユーザービリティーの高い商品作りを心掛けるべきでしょう。

オススメ差別化商品

弊社では、液体タイプのリポソームビタミンCに対抗する商品設計をご提案しております。

主となるリポソームビタミンCは、高い生物学的利用能が特徴な原料など、複数の原料製品を顧客のクリエイティブニーズに合わせてご提案しております。

そして、副材として、以下のような成分をオススメしております。

発酵エルゴチオネイン
ジオスゲニン包接体
フェリチン鉄

・グルタチオン含有酵母エキス
・酢酸トコフェロール(酢酸ビタミンE)

発酵エルゴチオネインは、成分的にも安定しており、仮にビタミンCの酸による影響を受けても、減衰しにくい抗酸化成分です。かつ、1日あたり1~5mgと摂取量も少なく、摂取粒数が多くなりにくいです。クリニックルートでも、人気が高まりつつ素材です。

ジオスゲニンも成分的に安定しており、酸の影響を受けにくい成分です。打錠性も良い原料であり、製剤の安定化ももたらすでしょう。
ジオスゲニンは、リポソームビタミンCのメインターゲットと考えられる40代・50代(ホルモン低下が気になる年代)にもオススメな成分でもあります。

フェリチン鉄は、その吸収にビタミンCの還元が不要な鉄です。リポソームビタミンCは、構造上、二価鉄の還元性が低いと推測されますが、フェリチン鉄であれば、全く関係なく吸収が可能になります。また、フェリチン鉄は、タンパク質に包まれるラジカルを生じにくい鉄であり、ビタミンCの抗酸化作用を打ち消すような心配もございません。

グルタチオン(システインペプチド)は、リポソームビタミンCの火付け役であるクリニックルートでも人気のアンチエイジング素材です。
ただし、現在流通する原料の多くは、酵母独特の香りが強く、マスキングの必要性が生じてしまいます。

酢酸トコフェロールは、良いとされているビタミンACEのEです。脂溶性の抗酸化物質であり、ビタミンCの最高のお供です。一方、栄養機能食品化が必須であるという注意点もございます。

弊社では、その他にも、様々なオススメ原料を取り揃えております。商材は、是非、お問い合わせいただいて、営業担当にご相談いただけますと幸いです。

なお、弊社では、リポソームビタミンCの原料販売は行っておりません。OEM専用の原料です。
ご理解の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

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